アル・パチーノは1940年4月25日生まれで、現在も俳優・映画監督などとして活躍していて、若い頃はギャング映画に多く出演していました。
今回紹介するアル・パチーノ出演映画トップ10は個人的に好きなランキングで紹介しますが、アル・パチーノを知らない方は、1位の「狼たちの午後」を見てみてください。きっとアル・パチーノのファンになるでしょう。
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1位:狼たちの午後
狼たちの午後は、サニー(アル・パチーノ)とサル(ジョン・カザール)が銀行強盗事件を起こす1972年8月22日にニューヨークのブルックリン区で発生した銀行強盗事件を元にした、実話から生まれた映画です。
映画のほとんどが銀行内での話なのですが、出演者すべての演技が素晴らしく、まさに実際に事件が起きている銀行の中にカメラが入っているかのようなリアルな作りになっています。
「狼たちの午後」の洋題は「Dog Day Afternoon」で、狼とは関係なく「うだるような暑さの午後」という意味で、事件が起こったのは真夏なのですが、撮影は秋頃から行われたため出演者は白い息がカメラに映らないように氷を食べながら演技をしたそうです。
また、犯人のサニー役にアル・パチーノが選ばれた理由は実際の犯人と容姿が似ていたためだそうです。そしてこの事件の実際の犯人は、ある目的のためにお金が必要になり銀行を襲うのですが、その目的は達成することになります。銀行強盗を起こしてしまった犯人がどのようにして目標を達成できたのかは映画のラストで明かされます。
2位.スカーフェイス
青年トニー・モンタナ(演:アル・パチーノ)がコカインの密売でのし上がっていく様を描いた映画で、ラストのトニーの大邸宅での銃撃戦の迫力は物凄いものがあります。
上映時間が2時間49分と長めの映画ですが内容が面白いため、時間の長さを感じさせない映画です。
3位.ジャスティス
法廷物の映画で、アル・パチーノは弁護士アーサーを演じます。
アル・パチーノの演技の凄さを知るにはこの映画が一番良いかもしれません。ラストシーンでの答弁をしながら涙をポロッと流す演技は圧巻でした。表情、セリフの抑揚、身振り手振りで、彼の凄さを感じることができると思います。
4位.カリートの道
親友であり担当弁護士のデイヴ・クラインフェルド(演:ショーン・ペン)のおかげで出所できたカリート(演:アル・パチーノ)は、麻薬取引の道から足を洗い、お金を貯め恋人と南国バハナへ行くことが夢であったが、デイヴのある事件に巻き込まれてしまい、ある男たちに命を狙われてしまう…というストーリーです。
カリートが銃で撃たれてしまうところからこの映画は始まります。何故カリートは撃たれてしまったのかが描かれるのですが、ラスト20分は見物です。犯人を知ったときには誰もが「うわぁ~」と思ってしまうでしょう。
アル・パチーノの演技はさることながら、ショーン・ペンの狂った演技も素晴らしい映画です。
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5位.スケアクロウ
出所したばかりのライオン(演:アル・パチーノ)は、南カリフォルニアの道路で、同じくヒッチハイクをしていたマックス(演:ジーン・ハックマン)と知り合う。
車の洗車業をやるという夢と共にピッツバーグを目指しているライオン、自分の居ない間に生まれた子供に会うため、妻のもとに向かう途中のマックスは意気投合して一緒に行動を共にする男同士の友情の物語です。
6位.ディアボロス/悪魔の扉
64勝0敗の記録を誇る敏腕弁護士ケビン・ロマックス(演:キアヌ・リーブス)が大物弁護士ジョン・ミルトン(演:アル・パチーノ)の事務所に勤めたときから、妻のメアリー・アン(演:シャーリーズ・セロン)の様子がおかしくなっていく。それは悪魔の仕業かもしれない…
とにかくシャーリーズ・セロンが綺麗。シャーリーズ・セロンを見るだけでも価値がある映画です。
7位.シモーヌ
映画監督であるヴィクター・タランスキー(演:アル・パチーノ)がCGで作り出した女優「シモーヌ」が主演した映画が予想を超え大ヒットしてしまい、その美貌と才能に惚れたマスコミが殺到。
しかしシモーヌは実在しないため、それを知られないように偽装工作を行ってその場その場を凌いでいくが…というストーリー。
今ではCGのアイドルもいるのでこのように大事件になることは無いでしょうが、ストーリー展開が非常に面白い映画です。現在日本で活躍しているアイドルや女優が実際はアンドロイドだったらこれくらい大騒ぎになるでしょうね。
8位.シーオブラブ
自慰行為をしている最中に3人の男が次々と殺されます。「は?」と思われると思いますが、なぜ自慰行為をしている最中に殺されているかは犯人がわかった時点で明かされます。
ストーリーも上手く作られていて、なぜそのような殺され方をしているのか、犯人容疑がかかっている女性に恋をしてしまったアル・パチーノの恋の行方など、面白い要素がたくさんある映画です。
9位.セルピコ
ニューヨークを舞台に、汚職と腐敗にまみれた警察組織の中で戦うひとりの警官の姿を描いた実話。頑なに賄賂を受け取らない警察官のセルピコ(演:アル・パチーノ)は孤立するが、やがて告発へと踏み切る。
この作品でゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) を受賞したアル・パチーノの演技も素晴らしいですが、実話から作られた映画ということで実際に昔はこのようなことが行われていたのか…ということを知れる映画です。
10位.恋のためらい
刑務所から出所したばかりのジョニー(演:アル・パチーノ)が出所後コックとして働き出したレストランに勤める女性に一目惚れし、積極的にアプローチするジョニーですが、恋に臆病になってるフランキー(演:ミシェル・ファイファー)は拒み続けるが…
マフィア役や刑事役が多かったアル・パチーノの数少ない恋愛映画です。